洗練された暮らしを楽しむ、ホテルライクな家

M様/香川県

一貫したコンセプトで理想の空間をつくる

日の光が降りそそぐ中庭を取り囲むように、シックなキッチン、洗練された内装のリビング、温かみのあるベッドルームなどが配置された、こだわりのある間取りのM様邸。この家には、「いつか自分の家を建てるなら…」と、M様が長年温めてきたアイデアが余すことなく反映されています。

「コンセプトがブレないということが、家づくりでは一番大事だと思うんです」

ご自身の豊富な経験から、M様はそう語ります。ご自身が大切にしていた家づくりのコンセプトは、「ホテルライク」。それは単に表面的な雰囲気ではなく、細部に至るまで上質で洗練された空間であることを意味しています。

「ホテルライク」を実現するためのこだわりは、素材選びの段階から表れていました。まずはキッチンの壁や床をタイルで統一。タイル調のクロスでも見た目には同じ雰囲気にできますが、「それっぽいだけでは満足できないんです。やっぱり本物がいいですね」という言葉から、家づくりへの思い入れの強さが伺えます。

さらに、ホテルのような非日常空間を演出するためには、生活感を感じさせない工夫が必要。冷蔵庫やパントリー、電化製品などが、すべて視界に入らないように巧みに配置されています。見える場所に置くのは、デザイン性の高いもの、美しいものだけ。この徹底した美意識が、空間の質を格段に高めているのです。
また、天井が高く開放感のある雰囲気も重視していたというM様。天井を高く見せる工夫として勾配天井や、吹き抜け、ハイドアのカーテンレス窓が巧みに取り入れられています。カーテンを使用しない窓は、家づくりの当初から計画されていたとのこと。風は通るけれど、外からの視線は通さない、細部まで計算された美しい設計です。

照明については、「壁に寄せることによってダウンライトを生かしたかった」とのこと。白系の壁紙をライトが照らすことで、空間全体を明るく開放的に演出します。こうした工夫の相乗効果によって、リビングは期待されたとおりに、広々と心地よい開放感を実現しました。

愛犬が遊ぶ、明るい中庭を中心とした暮らし

「家づくりはキッチンを中心に考えていました」とお話しされるM様は、大のお料理好き。キッチンに立つ時間が長いからこそ、そこからの視点で家全体の設計を組み立てていきました。特に料理をしながら、明るい中庭を眺める時間は至福のひととき。ただし、この中庭はただ見て楽しむだけのものではありません。
「絶対に中庭を活用したいと思っていたんです。子どもとプール遊びをしたり、友達とバーベキューをしたり、前からやりたいと思っていたことは沢山ありました」

特に、この中庭のおかげで、二匹の愛犬たちがより家族団らんの時間に加われるようになったことは大きな変化だったとか。キッチンで料理をしているときも愛犬たちの存在が身近に感じられ、中庭では一緒にBBQを楽しむことができます。

中庭には温水の設備も設置されていて、愛犬たちをその場で洗ってあげることもできるそう。あらゆる面において、大切な家族である二匹のことを考えて設計されたM様邸。「ホテルライク」をコンセプトにした内装の中にも、実は愛犬との暮らしを優先させて変更を加えた点がありました。

「本当は床をもっと白い色にしようと思っていましたが、犬がいるとどうしても傷や汚れは避けられません。そうした実用的な面も考慮して、最終的には目立ちにくいグレーを選びました」とM様。デザイン上の理想だけでなく、実際の暮らしをイメージしたうえでの合理的な選択。家づくりにこだわりを持つM様ならではの、多角的な視点が生かされています。

「暮らしやすさ」の先に、「暮らしを楽しむ」という価値観

M様はご自身のことを「本当は片付けが苦手で、掃除が下手」と、照れたように笑いながら話してくださいました。そうしたご自身の性格をよく理解したうえで、収納や家事動線まで計算し尽くして設計された家。M様をよく知る人たちは、今のホテルライクな暮らしを目にすると驚かれるのだとか。

「生活動線をちゃんと考えて家を設計すれば、片付けが苦手な人でも絶対片付けられます」と強調し、そのことを沢山の人に知ってもらいたいとお話ししてくださいました。

さらに「動線などの工夫で暮らしやすい家にするのは当然として、それにプラスして『生活を楽しむ』ということを大切にしたかったんです」と教えてくださったM様。お子様や愛犬と共に過ごす中庭での時間、美しいキッチンで料理をする楽しみ。そうした暮らしの喜びが得られるようになったのが、一番の満足だそう。

これまでずっと「もしも自分が家を建てるなら…」と、自分に問いかけ続けてこられたといいます。そうして長い間積み重ねられたアイデアと、ご自身のライフスタイルへの分析が結集して、M様邸は完成しました。

Q&Aお客様に聞きました

家づくりの思い出を振り返って、感想をお願いします。
どうするか迷った末に、最初のコンセプトに従ってカーテンレスを選択したときのことは印象に残っています。周りには「絶対ロールスクリーンのほうが良い」と言われて、自分でも揺れていたんですが、やっぱり憧れのカーテンレスを実現したいという気持ちに従って決断しました。
結果として自分がイメージしたとおりの家になり、あのときの選択は正しかったと満足しています。
家づくりを考えている人にアドバイスがありましたらお願いします。
色々な情報を収集していると、「今はこんな間取りが流行っているのか」という家づくりのトレンドを感じることも多いと思います。ただ、そういった情報は参考程度にとどめるのがおすすめです。それよりも自分自身の行動パターンをよく考えて、それに基づいて動線を設計することが大切です。

私の場合も、自分が片付けが苦手だということは自覚していました。だからこそ洗濯から収納までスムーズに完結するように間取りを設計しましたし、おかげで本当に物が散らからず、生活感のないオシャレな家が手に入りました。動線計画は日々の暮らしの質をどれだけ向上させるかに関わるので、しっかりと考えたほうがいいと思いますね。

注文住宅

DATA

  • 建築場所
    香川県
    家族構成
    -
  • 敷地面積
    -
    建物面積
    -

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